井の頭恩賜公園

桜の季節にのんびり

井の頭池やカフェ、運動施設だけでなく、自然文化園やジブリ美術館などなど、多くの人に親しまれている井の頭公園。

正式には井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)といって、天皇家の帝室御料林だった場所が下賜され、公園として整備・開園された由緒ある公園です。

日本で最初の郊外型公園として1917年に開園していて、なんと100年以上前からある公園です。どうりで木々が立派(もはや樹林化している!)な訳です。

きっと、木々が可愛かった頃から、市民の憩いの場所だったんだと思うと、なんかジーンと考えてしまいますね。

井の頭公園と言えば、やっぱりスワンボートとカフェ!ということで

スワンボート

この人気は衰えを知らないかもしれない

普通のボートは¥500/30min、スワンボートは¥800/30min。ちょっとしたアクティビティとしてちょうど良いですね。男の子のスワンくんもいるので、探してみると面白いかもかもしれません。

実はこの井の頭池、神田川の源流でもあるんですね。武蔵野三大湧水とも言われ、貴重な水源でもあります。

武蔵野台地の崖線に位置していて、谷戸になっていることからも、湧水地であることが確認できるとのことです。

今も池の西端に湧水地点(汲み上げてるそうですが、、)が残されていて、当時の面影が残されています。

それだけでなく、このあたりは縄文時代遺跡があったり、徳川家ゆかりの場所だったりするそうです。井の頭池をはじめとした東京の水辺の成り立ちや文化については、「水都東京」に詳述されてるので、気になる方はご一読してはいかがでしょう。


個性豊かなカフェ

さて、続いては井の頭公園のカフェについてです。

公園の売店やカフェって、ザ・公園って感じで、ちょっと味気ないお店が多いイメージだけど、ここのカフェは完全に公園に馴染んでますよね。

大正6年の開園当初から売店があったそうで、お店が変わってなければ創業100年超!?歴史あるカフェなんですね。

飲食店や売店は、都市公園法で「公園施設(便益施設)」に位置付けられているので、

公園管理者から許可を得て、使用料を納めながら営業を行っていることになります。

都市公園法が昭和31年の公布になっているので、法律より先に売店があったことになります。最近よく公園内にスタバとかブルーボトルとかが入っているのを見かけますが、これとは違うルールで営業しています。

この辺りの情報はまた紹介したいと思います。

で本題のカフェですが、数えると公園内にあるカフェや売店は全部で11店。どれもテイストが違ってて面白いんですが、個人的な推しを3つご紹介します。

1、Pepacafe FOREST

本格的なタイ料理を楽しむことができるアジアンレストラン。パッタイもガパオライスも美味しくいただけて、フルーツの入ったカクテルなど飲み物種類も充実。なんて言っても開放感あるテラス席が魅力的です。公園を眺めながらゆっくりと過ごすことができます。

2、 ISENTEI(井泉亭)

2021年9月にオープンした本格的な石窯焼きのピザが食べられるレストラン。元々あった売店をリノベーションしているので、古民家風の外観と窓越に見えるピザ窯が特徴的。

ピザも美味しいし、パスタも合わせてメニューも豊富。友人や家族と行って、シェアしてながら食べるのも良いですね。

3、ブルースカイコーヒー

童話の絵が軒先にある”ブルースカイコーヒー”ではややポップな雰囲気ながらも自家焙煎珈琲が置いてあるカフェで、コーヒー以外にもさまざまなドリンクを扱っています。店内だけでなく、テイクアウトを好きなベンチに座っていただくのもオススメです。

どうでしたか?

公園の緑に囲まれた中で、飲食するのはとても気持ち良いですよね。

他にもお店があるので、気になるお店に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

ボートとカフェだけじゃない魅力

ボートとカフェのほかにも見どころがたくさんあるので簡単にご紹介します。

・井の頭自然文化園

 公園内にある文化園には動物園と水生物園、彫刻館があります。カモシカやリスなどのほか、水鳥も多くいるのが特徴です。

・三鷹の森ジブリ美術館

ジブリ好きの方でなくても一度は行きたくなる場所。展示も良いけど、ショップやカフェも良いです。あまり知られてないですが、三鷹市立の美術館です。

・西園競技場

井の頭公園の奥のエリアにあるトラック。真ん中にある芝生広場は、体を動かすにはとても良い場所で、バドミントンとかフリスビーとかしたくなっちゃいます。貸し切って使うこともできます。

・遊びの広場

こちらも奥のエリアで、子どもの遊具が置いてあります。子連れでにぎわっているエリアで、地元の方がよく利用されている感じです。

・アートマーケッツ

ほぼ毎週末開催されているイベントで、公園のあちこちでアート作品と大道芸が販売・展示されています。

・神田川

井の頭池の下端が神田川の源流になっていて、しばらくの間は公園の中を流れています。飛び石があったり、神田川の水に触れられる貴重な場所です。

・玉川上水

同じ水つながりで紹介したいのは、玉川上水。羽村堰から江戸の市中に水道水を運んだ水路が公園を横切っています。高井戸あたりまで緑道が続いていて、定番の散歩コースです。

・井の頭かいぼり隊

テレビでもお馴染みの「池の水全部抜く」の先駆け的存在なのが、井の頭池のかいぼりです。もともと井の頭公園100周年行事の一環としてスタートしています。水質や生態系の改善の効果がみられているようです。

・井の頭弁財天

最後はこちら。井の頭池の中にある弁財天様を祀った寺院になります。ヒンドゥー教の女神が仏教に取り込まれた際の呼び名とのことで、水の女神と言われているそうです。

静かに合掌してお祈りするのが御作法のようです。

以上です。この他にも、公園の周りに商業施設や飲食店もたくさんあるので、色々な楽しみ方ができるのが魅力ですね。

例えば、

・井の頭公園名物の焼き鳥「いせや」

・雑貨とコーヒー「STAYFUL STORE」

・京王線井の頭公園駅から来た方には「SIDE WALK COFFEE」

・ゆっくりと朝ごはんをいただくなら「栄久(えく)」

・「糀醗酵研究所カフェ」でランチ

・ディナーはこちら「Eucal」

などなど。周辺に魅力的なお店があるのも嬉しいですね。

まだまだ魅力が伝えきれてませんが、またの機会にご紹介します。

気になる方は、ガイドブック等もいくつか紹介するので、あわせてご覧ください。




今回は以上です。

それではみなさま、ブルーとグリーンを楽しみましょう!

2023.1.31

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